○ 質問
A銀行のみと取引があります。
20年前から、長期で借り入れを起こし土地建物が担保に入っており根抵当権が設定されています。
このたび、B銀行からいい条件の提案を受けています。
B銀行から借り入れをしてA銀行はすべて返済してしまうつもりです。
B銀行からは担保を入れてくれと言われていますが、A銀行の抵当権を外して新たに設定するのは費用がかかるので悩んでいたところ、A銀行からB銀行へ根抵当権を移すのであればそんなに費用はかからないとB銀行から言われました。
根抵当を移す、というのはどのような手続きでしょうか。
○ 回答
根抵当権移転登記手続きのことです。
○ 解説
(1)「根抵当を移す」について
具体的な借入金をA銀行からB銀行に移すのではなく、根抵当という
担保力(万一の時に競売する権利と考えてください)のみを移します。
根抵当権の移転の結果、それ以降A銀行からの借入金は無担保となり
(もっとも、今回は全額返済されるようですが)、B銀行からの借入
金を担保することになります。
(2)手続きの費用について
登記手続きの費用はおおきく、「ア登録免許税部分」と「イ司
法書士手数料部分」とに分かれます。
ア:登録免許税部分は確かに移転手続きの方が低額で済みます。
諸条件により、変動がありますので、一律にご回答できませ
ん。なお、基準は不動産の評価額ではなく、根抵当権の「極度
額」というものを基準とします。
イ:B銀行に司法書士を紹介してもらうか、独自に司法書士を探し
て見積もりをしてもらいましょう。
複数の司法書士にみてもらえれば、相場がわかると思います。
(現在は報酬規制はなく、自由化されています。地域によって
も相場は異なります。)